蛇口からポタポタ水漏れ…自分でできる修理(DIY)方法を解説
この記事の要約
この記事では、家庭でよくある蛇口の水漏れについて、その主な原因である「パッキン」や「カートリッジ」などの部品の劣化を分かりやすく解説しています。自分で修理(DIY)する場合と、プロに依頼すべき場合の見極め方を具体的に示し、DIYに挑戦する際の準備から具体的な修理手順までをステップバイステップで紹介。最後に、DIYが難しい場合の専門業者への相談を促し、読者が自身の状況に合わせて最適な行動を取れるよう導きます。

「蛇口をしっかり閉めたはずなのに、ポタポタと水が垂れている…」
そんな経験はありませんか?たかが数滴と侮ってはいけません。そのわずかな水漏れが、月々の水道代をじわじわと押し上げ、放置すれば床や壁を傷める二次被害につながる可能性もある、厄介なトラブルのサインなのです。
しかし、ご安心ください。蛇口の水漏れの多くは、原因を特定し、正しい手順を踏めば自分で修理することも可能です。この記事では、水漏れの主な原因から、ご家庭でできる具体的な修理方法、そしてプロに任せるべきケースの見極め方まで、専門家の視点から分かりやすく解説します。
Contents
なぜ水が漏れるの?蛇口の水漏れ、主な原因は4つの部品の劣化
蛇口の内部は、水の流れを制御するための様々な部品で構成されています。水漏れの多くは、これらの部品が経年劣化することで発生します。
① パッキンの劣化
蛇口の部品同士の隙間を埋め、水漏れを防ぐゴム製の部品が「パッキン」です。特に、ハンドルの下や吐水口(パイプ)の根元など、動く部分によく使われています。ゴムでできているため、5年〜10年ほどで弾力性を失い、ひび割れたり硬くなったりして水漏れの原因となります。
② バルブ・カートリッジの故障
ハンドルの内部で、実際に水の量や温度を調節している心臓部が「バルブ」や「カートリッジ」と呼ばれる部品です。ハンドルを動かすたびに摩耗するため、長年使用していると内部が故障し、水をしっかり止められなくなってしまいます。
③ Oリング(オーリング)の摩耗
吐水口(パイプ)の根元部分など、部品の接合部分に使われるO(オー)の形をしたリング状のパッキンです。蛇口を左右に動かす際の摩擦で少しずつすり減り、隙間から水が漏れ出すことがあります。
④ ナットの緩み
長年の使用による振動などで、蛇口の各部品を固定しているナットが緩んでしまうことがあります。特にハンドルの下や、蛇口本体とシンクの接合部などで起こりやすいトラブルです。
DIYで修理する?プロに頼む?判断のポイント
「これくらいなら自分で直せるかも?」と思っても、一度立ち止まって考えることが大切です。

- DIYがおすすめのケース
- パッキンの交換や、ナットの増し締めなど、原因が単純で作業が簡単な場合。
- 必要な工具(レンチやドライバー)が揃っている、または用意できる場合。
- 作業に自信があり、万が一失敗しても自己責任で対応できる場合。
- プロに依頼すべきケース
- 10年以上使用している古い蛇口の場合(他の部品も劣化している可能性大)。
- どこから水が漏れているのか、原因が特定できない場合。
- DIYを試みたが、水漏れが悪化してしまった場合。
- 作業に少しでも不安がある、または時間をかけたくない場合。
ポイント:DIYに挑戦して部品を壊してしまうと、かえって修理費用が高くつくこともあります。少しでも「難しいな」と感じたら、無理せずプロに相談するのが最も安全で確実な解決策です。
【DIY挑戦】自分でできる蛇口の水漏れ修理の手順
ここでは、最も一般的な「シングルレバー混合栓(ハンドルが1つのタイプ)」を例に、修理の手順を解説します。

STEP 1: 始める前の準備を徹底しよう!
作業を始める前に、必ず以下の準備を行ってください。
- 水道の元栓と止水栓を閉める:作業を行う際は水道メーターの元栓を締めてください。硬くて閉まらない場合はシンクの下などにある水道の元栓(ハンドルまたはマイナスドライバーで回す)を時計回りに閉め、完全に水が出ないことを確認します。
- 必要な工具を揃える:プラスとマイナスのドライバー、モンキーレンチ、新しい交換用部品(パッキンやカートリッジ)、雑巾などを用意します。
- 排水口を塞ぐ:作業中にネジなどの細かい部品を落としてしまわないよう、排水口にフタをするか、タオルを詰めておきましょう。
STEP 2: ハンドル下からの水漏れ(カートリッジ交換)
1.ハンドルに付いているキャップナットをモンキーレンチで緩め、ハンドルを引き抜きます。
2.カバーを外し、モンキーレンチを使ってカートリッジを固定している大きなナットを反時計回りに回して外します。
3.古いカートリッジを取り出し、新しいカートリッジを正しい向きでセットします。
4.逆の手順でナット、カバー、ハンドルを元に戻します。
STEP 3: 吐水口(パイプの先)からの水漏れ(パッキン交換)
こちらに関しても実はカートリッジが原因の場合が多いです。品番を調べて正しいカートリッジ交換をしましょう。
1.ハンドルに付いているキャップナットをモンキーレンチで緩め、ハンドルを引き抜きます。
2.カバーを外し、モンキーレンチを使ってカートリッジを固定している大きなナットを反時計回りに回して外します。
3.古いカートリッジを取り出し、新しいカートリッジを正しい向きでセットします。
4.逆の手順でナット、カバー、ハンドルを元に戻します。
DIYが難しい・不安な場合は無理せずプロに相談を
ご紹介した手順は一例です。蛇口の種類やメーカーによって構造は様々で、固着したナットが外れない、部品のサイズが合わないなど、予期せぬトラブルも起こりがちです。
「ハロー水道修理屋さん」では、経験豊富なプロのスタッフが、あらゆる蛇口トラブルに迅速に対応します。お見積もりは無料ですので、少しでも作業に不安を感じたら、お気軽にお電話ください。二次被害が起こる前に、私たちが安全・確実にトラブルを解決します。
よくあるご質問
Q.
見積もりや出張に料金はかかりますか?
A. いいえ、お見積もりと出張費は完全に無料です。作業内容と料金を丁寧にご説明し、お客様にご納得いただいてから初めて作業を開始しますので、ご安心ください。
Q.
深夜や祝日でも対応してもらえますか?
A. はい、もちろんです。弊社は24時間365日、年中無休で対応しております。深夜や早朝、祝日の割増料金も一切いただいておりませんので、いつでもお気軽にご相談ください。
Q.
自分で修理しようとして悪化させてしまいました。それでも見てもらえますか?
A. はい、問題ございません。むしろ、悪化してしまった場合はすぐにご連絡ください。状況を悪化させてしまうケースはよくありますので、気になさらず専門家にお任せいただければ幸いです。